あなたのおうちの愛犬・愛猫にも血液型があることをご存知ですか?
当病院では、ボランティアで献血に協力してくれるワンちゃん・ネコちゃんを募集しています。
病気や怪我で輸血が必要な時、安全な輸血が受けられれば助けられるケースが多々あります。一回の輸血でもらう血の量は20kgのワンちゃんで多くても約160cc、4kgのネコちゃんで多くても約30ccです。「そんなに採るの?」と思うかもしれませんが体重あたり、ワンちゃんでは20cc、ネコちゃんでは16ccまで採血しても献血犬・猫に影響がない事が立証されています。
あなたのおうちのワンちゃん・ネコちゃんの血で他の子の命の手助けとなって頂けませんか?どうぞご理解とご協力をよろしくお願い致します。
献血犬・描の条件
ワンちゃん | ネコちゃん |
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ご登録までの流れ
- 申し込み
- 受付にてお声をかけてください。
- 血液型判定検査
- 犬: 早速検査いたします。(有料)
猫: 猫白血病・エイズ検査(有料)をし、陰性であることを確認した後、
血液型判定検査(無料)をいたします。 - 検査結果
- 検査自体は5分程度で結果が出ます。
登録カードを受け取り、終わりです。
※輸血犬として登録していただいた場合、今年または来年のフィラリア検査を無料とさせていただきます。
特典
実際に献血させていただいた場合、採血時の血液で生化学検査を無料でいたします。
また、下記のお好きなものを一つ無料で選んでいただけます。
ワンちゃん | ネコちゃん |
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イヌの血液型
1・1 D1 型 | 1・2 D1 型 | 1(-) D1 型 |
---|---|---|
1・1 D2 型 | 1・2 D2 型 | 1(-) D2 型 |
1・1 D1D2 型 | 1・2 D1D2 型 | 1(-) D1D2 型 |
お産に適切な血液型組合せ
父犬の血液型 DEA1.1 |
母犬の血液型 DEA1.1 |
子犬の血液型 DEA1.1 |
新生子同種溶血の起こる可能性 |
+ | - | + | あり |
+ | + | + | なし |
- | + | + | なし |
- | - | - | なし |
※医療の上で、特に重要なのがDEA1.1型。その為、犬の血液型はDEA1.1型陽性(+)とDEA1.1陰性(-)の2つに分けられる。
新生子溶血って?
新生子溶血とは生まれたばかりの赤ちゃんが母親の初乳を飲むことで、初乳中の母親の抗体が赤ちゃんの体内に吸収され、溶血反応を起こすことをいいます。
猫の血液型
A型 | B型 | AB型 |
---|
輸血に適切な血液型組合せ
供血猫の血液型 | ||||
---|---|---|---|---|
A型 | B型 | AB型 | ||
受 血 猫 の 血 液 型 |
A 型 |
○ | × | × |
B 型 |
× | ○ | × | |
AB 型 |
△ | × | ○ |
※A型オス・B型メスの組合せを避けることにより、新生子溶血の発生を防ぐことができる。特に、母親がB型で赤ちゃんがA型のときに起こる新生子溶血は、生後数日で死に至ることもあります。
どんな時に輸血が必要なの?
- ・大量出血(外傷、手術)
- ・急性出血(貧血)
- ・慢性出血(貧血)
- ・出血性疾患(血友病、DIC)
- ・AIHA(自己免疫性疾患)
- ・白血球減少症
- ・血小板の減少、機能異常
- ・低蛋白血症etc...